- TokenFiは、消費者向けAIロボットのトークン化としては初の事例となるフロキの「ミニボットM1」のトークン化を実施する。
- このトークン化は、5月23日にTokenFiのRWAトークン化モジュールが導入されるのと同時に実施され、ミニボットM1のトークンのプレセールも開始される。
- ライス・ロボティクスは、エヌビディアやソフトバンクなどの大手企業と提携し、RICE AIシステム上で自律的に動作するフロキのミニボットM1を開発した。
TokenFiは、現実資産(RWA)のトークン化に特化したフロキ(Floki)の姉妹プロジェクトだ。同プロジェクトは、ライス・ロボティクス(Rice Robotics)が開発したAI搭載ロボット「フロキ ミニボットM1(Floki Minibot M1)」のトークン化を実施する予定で、フロキのチームはこれらが消費者向けAIロボットの初のトークン化事例になると述べている。
この動きは、5月23日のTokenFiのRWAトークン化モジュールのリリースと同時に行われる。ミニボットM1のトークンのプレセールも同日に開始され、当初はRICE AIが作成したホワイトリストに登録されたユーザーと、フロキエコシステムの一部参加者を対象とする。
プレセールは、RICE AIのRICEトークンの発行とフロキ(FLOKI)とTokenFi(TOKEN)の保有者向けのエアドロップを実施する計画と連動している。チームはCoinDeskに対し、詳細情報は販売後に発表する予定だと述べた。
フロキ ミニボットは、ライス・ロボティクスのコンパクトな配送・コンパニオンロボットのフロキ向けバージョンで、RICE AIシステムを基盤に開発され、自律的に動作する。ライス・ロボティクスのパートナーおよびクライアントには、エヌビディア(Nvidia)、ソフトバンク、三井不動産、セブン-イレブン・ジャパンなどが名を連ねている。
「AIロボットがトークン化されるのは史上初のことだ」と、TokenFiはCoinDeskへの声明で述べた。「これは、TokenFi、RWA業界、AIロボット分野にとって画期的な瞬間だ」。
TokenFiは、ブロックチェーン技術を活用して現実資産(資産から株式、そしてロボットまで)をトークン化するRWAインフラストラクチャの主要プロバイダーを目指す。
フロキの開発者は今年初めに、ライス・ロボティクスがAIロボット工学分野で「成長に向けて好位置につけている」と述べ、2030年までに市場規模が1000億ドル(約14兆5000億円、1ドル=145円換算)を超えるという業界予測を引用した。
CoinGeckoのデータによると、TOKENは過去24時間で19%上昇し、主要トークンも急騰している。暗号資産(仮想通貨)市場の広範な動向を測るCoinDesk20指数(CD20)は3%上昇した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Rice Robotics
| 原文:RWAプラットフォームTokenfiは、花のミニボットをトークン化しています